助教 福島 美奈子

Profile

役職
助教
出身校(卒年)
藤田保健衛生大学(2011年)
経歴
2011年 半田市立半田病院 初期研修医
2013年 結婚
    藤田保健衛生大学 医学部 麻酔・侵襲制御医学講座 助手
2015年 長男出産
    藤田保健衛生大学 医学部 麻酔・侵襲制御医学講座 助教
    育休中に標榜医・認定医を取得
2016年 約1年の育休を終え、職場復帰
現在  第2子妊娠中 平成30年5月に出産予定
資格
麻酔科標榜医、麻酔科認定医、BLS/ ACLSプロバイダー、麻酔科専門医
所属学会
日本麻酔科学会、日本集中治療学会、日本救急医学会、日本呼吸療法学会、日本急性血液浄化学会、日本臨床麻酔学会、日本ペインクリニック学会

藤田麻酔科のいいところ

若手の先生が多く、活気があります。上司はとても頼りになる先生ばかりです。先生の中には麻酔中困っているとなぜかそのタイミングで現れ、助けてくれる人もいます。
教えるのが好きな先生が多く、1つ質問すると10くらいになって返ってきます!

手術麻酔、集中治療、ペインクリニック、基礎研究等幅広く学べ、市中病院ではなかなかお目にかかれない多種多様な症例も経験できます。最初は難しい病態の患者さんに対してどうしたらいいんだ?と途方に暮れることもありますが、上級医の先生方に学びながら徐々に対応できるようになってきます。

将来他科志望の人の入局を歓迎しているところも魅力のひとつだと思います。実際に3年ほど全身管理を学び、他科へ転科した先生がいます。

入局して1年は、患者さんの状態が不安定になりやすい麻酔導入と抜管時は必ず上級医がついてくれて安心して麻酔に臨むことができます。集中治療では指示書の書き方、輸液の考え方、血液浄化の仕組みなど、何もわかってなくても一から学べるので大丈夫です。学会発表も積極的に行っており、発表経験を重ねるに連れ、実臨床もアカデミックな視点で考えられるようになります。

いろんな働き方を認めているところもとても魅力的です。臨床をバリバリやる人もいますし、研究を頑張る人もいます。手術麻酔に絞って働くこともできますし、仕事と育児を両立させながら働く人もいます。

なぜ藤田麻酔科を選んだのか? なぜ麻酔科医になったのか?

元々は内科医志望でした。内科医になるならICUでの治療が必要な重症な患者さんにも対応できるようになりたいと思っていました。そんな中、麻酔科研修で麻酔のおもしろさに気づき、麻酔科にも興味を持つようになりました。内科と麻酔科でかなり悩みましたが、最終的に内科医になったとしても、麻酔科で全身管理を学ぶことは無駄ではないと思ったので、麻酔科医になろうと決めました。そして、麻酔と集中治療の両方ができる施設をいくつか見学したところ、藤田の麻酔科は若手の先生が多く、和気あいあいとした雰囲気がとても印象的でした。子育てをしながら働いている女医さんがいたことも心強かったです(見学当時は結婚の予定すらありませんでしたが…笑)。西田教授の熱いお話にもかなり心を動かされ、入局をきめました。麻酔科はオンオフがはっきりしており、仕事のときは頑張る、休みのときは仕事を忘れて楽しむ、と切り替えられるのがいいところだと思います。

仕事の楽しみややりがいは

現在は育児中ということもあり、手術麻酔に専念させてもらっています。自分の立てた麻酔計画がうまくいき、穏やかに患者さんが手術室を退室され、術後回診で痛みなく過ごされている様子をみるとやりがいを感じます。時々、抜管後に「あれ?手術終わったの?」とびっくりされる患者さんもいます。そのような姿をみるとさらに頑張ろうという気持ちになります。

当院は先進的医療やハイリスク患者さんの手術も多く行われており、市中病院ではなかなか経験できないことが多いです。正直、麻酔計画の立案や術中管理がとても大変な時もありますが、その経験が自信につながると思っています。実際、他病院で麻酔をするときはかなり楽に感じます。また、教育病院ということで研修医の指導をすることもあります。研修医からの何気ない質問にはっとさせられることも多く、勉強する機会が得られるのでありがたいです。まさに逆屋根瓦方式です。

麻酔の分野は薬だけでなく、いろんなデバイス(喉頭鏡、エコー、ファイバーなどなど)を扱います。学会会場の企業展示で新しいデバイスを発見し、デモをお願いして試してみるのが楽しみの一つです。新しいもの好きさんにおすすめです。

今後の目標は

直近の目標は麻酔専門医を取得することです。専門医取得後はペインクリニックの分野にも関わっていけたらなと思っています。アカデミックな気持ちも持ちつつ、細々とでよいので学会発表や論文執筆なども続けていきたいです。

現在第2子を妊娠中であり、当医局では子供を2人抱えての復帰をした先生がまだいないので、今後の働き方については未知の部分も多くあります。しかし、教授をはじめ、働き方について親身になって考えてくれる先生方がいるので、相談しつつ少しでも医局の役に立てる方法を模索していこうと思います。今後ママさんになる後輩の先生や、麻酔科を考えている研修医の先生に、子供が複数いても働けるのだな〜と思ってもらえたら嬉しいです。

将来的には豊富な知識と経験を持ちつつ、忙しくても穏やかな空気感漂う、ゆるふわ麻酔科医になりたいです。

藤田麻酔科を考えている入職希望者へのメッセージ

若手の先生が多く、活気あふれる職場です。臨床・研究・学会活動など幅広くやってます。

最初は手術麻酔に集中治療と覚えることがたくさんで大変かもしれませんが、次第に両者は別々の分野ではなく、つながっていると感じると思います。私は入局当初、「麻酔中から術後管理ははじまっているんだ。麻酔中も治療できるんだ。」と先輩にいわれたことがとても記憶に残っています。当時はどういうことだろう?とあまり理解ができませんでしたが、今ではそれを実感しています。それは手術中から術後管理まで麻酔科が携わっているからこそわかることだと思います。術後のことまで見通して対応できる麻酔科医ってかっこよくないですか?

他科志望の人でも大歓迎です。数年だけでも全身管理を学びませんか?きっと役に立つはずです(2年麻酔に専従すれば厚生労働省から麻酔標榜医の申請ができますよ!)。
少しでも興味がある方は一度見学に来てみてください。そしてぜひ私達と一緒に働きましょう!