Profile
- 出身校(卒年)
- 藤田保健衛生大学(2014年)
- 経歴
- 2014年4月~2016年3月 藤田保健衛生大学病院初期研修医
2016年4月~ 入局 - 所属学会
- 日本麻酔科学会、日本臨床麻酔学会、日本集中治療医学会、日本呼吸療法医学会、日本Shock学会、日本心臓血管麻酔学会、日本急性血液浄化学会

藤田麻酔科のいいところ
「教育こそすべて」という言葉があらわす通り、我が医局の教育は手厚く、そして熱い。屋根瓦式教育を採用しており、どんな些細なことであってもすぐに聞ける環境である。明日のめずらしい症例の準備、ICUでの素朴な疑問点、学会発表のいろはなど、調べてもわからなかったこと、確認したいことはまず先輩に聞いてみる。正直忙しいしつらいと思うときもたまにある。そんなときもやはり先輩や同期に相談している。入局してから気づいたことだが、先輩や同期が多いこともよかった。大学病院であるので症例は豊富で取り合いになることはまずない。むしろ自分の立ち位置に気づかされる。同期と比べて、自分の得意なこと、苦手なことは何か。また目標の先輩ようになれるにはどうしたらいいか考える。
教育の特徴の一つとして、学会や論文にも力を入れている。学会前の予演会では、学会本番さながら、もしくはそれ以上に緊迫している。発表内容も勿論だが、日本語の文法、プレゼンテーション法などの指摘が入る。ときに厳しい指導も入るが、学会会場ではむしろリラックスして発表できる。それくらい手厚い教育なのだ。
なぜ藤田麻酔科を選んだのか? なぜ麻酔科医になったのか?
正直なことを言えば、緊急はあまり得意ではない。普段からどちらかといえば、マイペースな方だ。研修医のときから、救急対応というのは苦手だ。今もすごく不安なる。しかし医師として、そうも言っていられない。やらなきゃいけない状況がいつかくる。病棟での急変で医師が自分一人だけ、そんな状況はまれではないはずだ。現に今までもそういった状況になることはあった。だからこそあえて、麻酔科を選んだ。そして研修でローテートした中で、一番に経験と教育が受けられると直感的に思ったから、ここを選んだ。今もその選択は間違いじゃないと思っている。
日常業務の定期麻酔で、いかに早くきれいに手技ができるか。点滴、挿管、CV挿入など、経験値は自然と身につく環境にいる。言うなれば、緊急麻酔やICUでの業務は応用だろう。失敗もするが、何がいけなかったか、どう対応すればいいか、上司から必ずフィードバックしてもらえる。緊急はいまだに得意とは言えないが、日々の経験を得て少しずつ自信につながっている。
仕事の楽しみややりがいは
ICU入室時に状態の悪かった患者が、よくなって退室していくとき。リハビリの一環としてICUまで歩いていらしたとき、退院時にICUに出向いてもらえたときは特に感動した。あんなに悪かった状態が、こうして歩いていらしているなんて驚きであったし、心から嬉しかった。元気をもらえた。
今後の目標は
日々精進。臨床だけでなく、研究にも関しても力をいれていきたい。私は大学院生である。臨床医であり研究者でもある。臨床で日々忙しいが、大学病院で働く身として、臨床と研究を繋ぐ架け橋になれればと思う。
藤田麻酔科を考えている入職希望者へのメッセージ
来るもの拒まず去るもの追わず。もし気になっていただけたら、ひとまず見学にいらしてください。