Profile
- 出身校(卒年)
- 川崎医科大学(2013年)

藤田麻酔科のいいところ
当医局は、手術麻酔のみならず集中治療やペインなど様々な分野があり、さらに積極的にアカデミックな研究を行っています。したがって、自分が学びたい分野や追及し極めたい分野を選択できる環境であると思います。また、当医局は“教育こそ全て”を方針に掲げており、豊富な知識を身につけることができるとともに、臨床の場で実践する機会が多くあります。
さらに、学会活動が盛んで発表の機会も多いです。やる気さえあれば、海外での学会発表もできます。そのため、抄録の書き方や発表スライド、ポスター作成なども細かく指導していただけます。
現在、私は一児の母です。入局後に妊娠し出産しました。西田教授をはじめ医局の先生方が親身になってくださり、実際に妊娠中も大学勤務を続けることができました。育児休暇復帰後も麻酔業務に従事できています。なので、これから出産を控えている先生、さらにすでにお子さんがいる先生も働きやすい医局だと思います。
なぜ麻酔科医になったのか?
医学生の頃、私は特に外科に興味があり、正直に言うと麻酔に関しては最低限の机上の勉強しかしていませんでした。そして、初期研修は当院外科コースを選択して消化器外科医の道を目指すことに迷いはありませんでした。
しかし、初期研修医1年目の2ヶ月間の麻酔科ローテートで、全身麻酔77症例を経験して、手術麻酔に対して興味が湧いてきました。手術侵襲や体位変換、出血など様々な要因で変化する全身状態に対して行った治療が、良くも悪くもすぐにバイタル等に反映されることに面白いと感じるようになったのです。
また、初期研修医2年目ではICUをローテートしました。そこで行われる集中治療がとてもすごく、秒単位で変化する全身状態の管理をしている先生方がとてもカッコよく見えました。いつしか、「こんなハイレベルな全身管理ができ、緊急の時でも動じずに的確な治療を行える先生方のようになりたい」と思うようになりました。これが、麻酔科になった理由です。
仕事の楽しみややりがいは
自分の立てた麻酔計画のもと手術が無事に終わり、患者さんが痛みを感じずに手術室を退室された時はとても達成感があり、嬉しく思います。実際に、麻酔科医は患者さんとお会いする機会が少なく印象に残らないかもしれませんが、それでも、手術終了後に「よく眠れた」「手術のことは覚えていない」「もう終わったの?痛くないよ」「ありがとう」などと言ってもらえると麻酔科医になってよかったと思います。
そして、当医局は若手医師が多く、お互いに切磋琢磨し日常業務に当たっており、お休みの日は一緒にご飯に行くなどとても楽しく過ごしています。私はメリハリのあるこの仕事が好きです。
今後の目標は
当医局で手術麻酔について勉強を続け、専門医資格を取りたいと思っています。そして、各科手術に適した麻酔を極めていきたいです。
また、昨年子供が生まれ一児の母になり、初めて家庭と仕事の両立ができるようになりたいと思うになりました。周りの方々にサポートしていただいてはいますが、家庭ではしっかりとした母であり、仕事では患者に寄り添った麻酔をかけれる医師になりたいです。そして、最終的には細くても長く麻酔科医として働き続けることが目標です。
藤田麻酔科を考えている入職希望者へのメッセージ
緊急時の初期対応をはじめ、全身管理、集中治療はどの科においても必要になる能力だと思います。当医局は手術麻酔だけでなくICUでの集中治療も携わるため、そのような能力を身につけるのに最適な環境だと思います。また、私も経験しましたが、妊娠中、育児中の女性医師の勤務形態にも親身になっていただけます。
何より当医局は若手医師が多いため、みんなで切磋琢磨しながらワイワイ楽しく日常業務を行っています。
手術麻酔に興味のある方、集中治療に興味のある方、母としても医師としても役割を果たしたいと思っている方、ぜひ一緒に学びましょう!!