助教 樋上 拓哉

Profile

出身校(卒年)
金沢大学(2014年)
経歴
金沢大学附属病院で初期研修、その後現在に至る
資格
医師免許
所属学会
日本麻酔科学会、日本臨床麻酔科学会、日本集中治療医学会
助教樋上 拓哉Takuya Hinoue
樋上 拓哉

藤田麻酔科のいいところ

手術麻酔のみならず集中治療も積極的に行なっていることだと思います。術後患者だけでなく敗血症、ARDS、心肺蘇生後など様々な重症患者が入室しており、人工呼吸管理、血液浄化、栄養管理などに関してきめ細やかな治療を提供しています。手術麻酔で培った経験と知識を重症患者に応用することが出来ますし、術後の管理を知ることで、手術麻酔も異なった視点から見ることができるのでより深みが出ると思います。また当科ではMET(medical emergency team)を組織しており院内急変に24時間対応しています。0歳児の小児から90歳を超える高齢者まで、全ての科の急変に要請に応じて速やかに対応し、必要があれば集中治療室に収容し治療を開始します。幅広い知識が必要で大変なことも多いですが、手術麻酔だけでは決して得ることが出来ない知識と経験を得ることができるので非常に勉強になっています。手術麻酔に関しても専門医試験に必要な症例は全て当院でカバーすることが出来ます。当院は全国でも最大規模の病床数を誇っており症例数は豊富です。

なぜ藤田麻酔科を選んだのか? なぜ麻酔科医になったのか?

もともと学生や研修医の時に、麻酔科や集中治療に大きな興味はなく、初期研修医の時は特定の臓器にこだわらず、全身を総合的に診ることができる医者になりたいと思っていました。後期研修先としては総合内科や腎臓内科などを考えていました。しかし、研修医2年目で集中治療を研修させて頂いた際に、上級医の先生が病棟で管理できないような重症患者に対し、自信を持って対応している姿を見て集中治療に強い興味を抱きました。そこの病院の集中治療室の部長の先生が麻酔科であったこともあり、麻酔と集中治療を専攻することに決めました。集中治療を積極的に行っている麻酔科としていくつかの病院に見学に行きましたが、当院の集中治療に対する熱い姿勢や先生方の深い知識に非常に感銘を受け藤田を選択しました。臨床はもちろんですが、研究や学会活動も非常に活発なところも魅力的でした。今までにも数多くの学会発表を経験させていただきとても大きな財産になりました。

仕事の楽しみややりがいは

現在週1-2回程度のICU担当日があり、それ以外は主に麻酔業務を行っております。集中治療は非常に奥が深く勉強することも尽きないので飽きません。とても救命するのが困難と思われるような超重症患者に対して、少しずつ丁寧で緻密な治療を提供し、最終的には病棟で管理できるまで改善した時には非常に大きな喜びを感じます。自分で歩行できるまでに改善しICUを訪ねてきてくれる患者さんも中にはおられ、そのような患者さんに接した時には集中治療の持つ大きな力を感じます。手術麻酔も豊富な症例のもと、良い経験をさせてもらっています。緊急症例やハイリスクな症例も多く、術前の情報収集から麻酔計画は始まります。その患者さんにベストと思われる麻酔計画を立案し、手術室から出て行かれる時に安定したバイタルと落ち着いた表情で退室される時には大きな達成感があります。自分一人では困難な場合も、頼りになる指導医の先生方がたくさんおられるので安心して麻酔業務にあたることが出来ます。

今後の目標は

手術麻酔、集中治療どちらに関しても、わからないことや出来ない手技が多く、緊急症例やハイリスク症例を一人で麻酔計画を考え実行するのはまだまだ不安です。当科には頼りになる上級医の先生が多数おられるのでハイリスクな麻酔症例や集中治療室での重症患者でも安心して対応することが出来ますが、一通りのことを自分一人で考え、自信を持って対応できるようになることが当面の目標です。麻酔科は非常に裾野の広い科であり、将来的には心臓血管外科麻酔、集中治療、救急、ペインなど様々なサブスペシャリティーを専攻することが出来ます。また麻酔科は意識、呼吸、循環管理など、どの科でも必要な全身管理の知識が高いレベルで必要とされる科であるため、麻酔科で得た知識と経験を生かして、全く異なる科に移動し活躍される先生も多数おられます。自分も将来的には手術麻酔のみにとどまらず幅広く集中治療や救急などの急性期医療に携わって行きたいと考えています。

藤田麻酔科を考えている入職希望者へのメッセージ

麻酔科は手術中の患者の意識、呼吸、循環など個々の臓器にとどまらず幅広く全身管理を行う科です。学ぶべきことは尽きず飽きることはありません。また将来的に他の科を考えていても、麻酔科で全身管理を学んだ後に最終的に自分が希望している科に移動するという選択肢もあります。過去にも最終的に他の科に移動された先生もおられ、麻酔科で学んだ知識は長い医者人生で必ずプラスになるのではないかと思います。

なにより他の病院の麻酔科と異なるのは、当科では全18床のclosed ICUを運営しており、MET(medical emergency tram)も組織しており積極的に活動を行なっているとういことではないでしょうか。手術麻酔だけでは決して得ることのできない知識や経験を得ることが出来ますし、毎日刺激的な日々を送っています。自分も後期研修先を選ぶにあたって、多数の病院の麻酔科を見学に行きましたが藤田保健衛生大学病院を選んで正解だったと心から思います。ぜひ麻酔科を考えている先生、一緒に働きませんか?