准教授 柴田 純平

Profile

出身校(卒年)
信州大学医学部医学科(平成8年)
専門・資格
麻酔科標榜医
日本麻酔科学会(認定医、専門医、指導医)
日本集中治療医学会(専門医)
日本ペインクリニック学会(専門医)
日本周術期経食道心エコー認定(JB-POT)
准教授柴田 純平Junpei Shibata
柴田 純平

藤田の良いところ

まずは、若い人が多くて活気があるところ。医局員の8割が20〜30代。こんな医局はほとんどないと思います。

症例数が豊富でバリエーションに富んでいる。日本有数の大病院ということもありますが、手術室から集中治療室・外来まで一貫してみていることも重要なファクターだと思います。当科の特徴である集中治療は、18床が常に高い入床率で動き、血液浄化やExtracorporeal membrane oxygenation (ECMO)が稼働して非常にアクティブ。手術では手術数・種類も豊富で、その中で長時間手術の確率も高い。外来もこじんまりではあるが、少しずつ患者数も増え、いろいろな症例を経験できる環境が整っている。施設によっては、少しするとそれぞれのグループに分かれ、他の分野に関わる時間が減少するけど、ここは今も緩いグループ分けで、どの分野でも臨床経験を積めるというところも特徴だと思います。

麻酔医になった理由

ずっと大学の先輩に誘われ続けていましたが、正直外科医になるつもりでした。最終的には求められているところで働くのが一番幸せかなと思って麻酔科に入局したけど、やりたいことがあるわけじゃありませんでした。学生時代の成績は最底辺だったから、最初、仕事についていくのが精一杯。その日経験したこと、教えてもらったことを教科書で調べて、次の日の症例の問題点を教科書で調べて、最後に終わる部屋の先輩のそばに意味もなくついて質問をぶつける、そんな毎日でした。そんな中でも、自分が注射すらダメな程、痛いことが嫌いなこともあり、ペインクリニックに興味を持って、最初はその道に進もうと思っていましたが、6年目から2年半ほど留学して帰ってきたらポジションが集中治療部に変わって。何も知らないので、独学で勉強を始めました。週末に面白そうな研究会などがあれば、全国どこでも出かけて行って、へーって感心して帰って来る。そのうちもっと集中治療を極めたいと思うようになっていた頃に、当科の西田教授に声をかけて頂き、今に至っています。

仕事の楽しみややりがいは

麻酔科医としての仕事の魅力は、一つはドラスティックに変化する患者さんの状態を、その場で瞬時に評価・判断しながら対処していくところ。もう一つは自分がした治療や処置の結果がすぐに見られるところですかね。内科で治療しても、外科で手術しても結果がすぐに見られるものって以外と少ないんですよね。麻酔科の場合、すぐその場でリアルタイムに出てしまうので怖い部分もありますが、言葉が悪いかもしれませんが、その緊張感というかゾクゾク感が麻酔科医の醍醐味かもしれません。
 普段意識がない患者さんや重症患者さんを相手にする麻酔科医の仕事ですが、僕はペインクリニックも担当しているので、外来をしています。こちらはこちらで日常の何気ない話題などを話しながら、疼痛で苦しむ患者さんと治療に一緒に取り組むという普通のお医者さんらしいことも経験できています。多くの患者さんと関わることで人間性を広げることができていると感じる。これも楽しみの一つかもしれません。

今後の目標は

正直あんまり明確な目標はないんですよね。あえて言えば、リタイアしたらゆったりとした毎日を送りたいですね。昼間から少しお酒でも引っ掛けながら、好きだけどなかなか読む時間がない、仕事関連以外の本を読んでみるとか、全国のお寺、神社を回ってみるとか。

そのために、今はしっかりとした仕事を積み上げたいです。それに麻酔に関わるあらゆる領域の知識を深めて、どんな症例にでもいつでも対応出来るようになりたい、若い先生に何を聞かれてもいつでも答えられるようになりたいですね。

入職希望者へのメッセージ

明確なビジョンを若いうちから描ける人はそれほどいません。西田先生もよくおっしゃっていましたが、その道を極めた人で、最初からその道を進んできた人はそれほど多くない。紆余曲折の上にその道に身を投じて、そこで切磋琢磨したことで現在に至っているんだと。僕もそう思います。とりあえず、なんだか興味のあることであれば、がむしゃらにやってみて、違うのであれば道を変えればいい。よくわからなければ最初は流されるままにがむしゃらになればいい。最後に明確な目標と(それは勉強や仕事だけでなくて生活でもいいのだけれど)出会えればそれが一番なんだと思います。