海外留学体験記:栗山 直英 No.5

くりやまくんの四方山話

【留学先】ハーバード大学医学部マサチューセッツ総合病院(MGH)麻酔科

さて、こんにちは。

早いもので、渡米からもう6ヶ月たってしまいました。研究の成果は、、、です。何とか結果を残したいとは思っているのですが、なかなか難しいですね。臨床漬けだった毎日が嘘のような日々を過ごしています。臨床に戻りたいという気持ちもありますが、研究を中心とした生活も面白いなと思っています。今後、日本に帰っても可能な限りで両立させたいと思いますが、、、難しいかな?両方の分野で活躍されている先生方、本当に尊敬します。

これまで集中治療・麻酔をやってきて、目の前の状態の悪い人を何とか維持させる技術はそれなりに習得したと自分では思っています。今まで培った、色々なパターンの中から似たような症例を探しだして組み合わせていく。実際に症例に遭遇して、判断に迷って、色々調べて考えて、失敗する(フォローしてもらう)を繰り返して今に至っています。いろいろな意見はあると思いますが私自身、成長には経験こそ全てだと思っています。なにも知らない研究初心者である私がMGHに迷い込んでしまい、失敗・ちょっとした成功・その過程に間違いがなかったか確認し、それを見つけてまた落ち込む、を繰り返して日々過ごしています。成長していればいいですが、、、今のところ実感はありません。本当にLabの皆さんには大変お世話になっています。

さて、今私が感じていること。それは今まで本当に不勉強であったということ。いろいろな疾患の管理法、概ね間違った知識ではないにせよ、上澄みだけを学んで知った気になっていたと痛感しています。昔、研修医の頃に西田先生から、「研究は臨床をやって、疑問に思ったことを追求すればいい。自分の興味もない、疑問にも感じない事を研究してもしょうがない」と言われたことを思い出します。今からでも遅くはないはず、興味のある分野だけ、もうちょっと、少しだけ深いところまで勉強しようかと思います。

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話は変わりますが、8月は私の誕生日です。なんと、西田先生がbostonまでお祝いにきてくれました。(実際は金木先生との臨床研究の打ち合わせと夏休みを兼ねてですが)labの見学、boston市内の観光、ニューポートの観光、Red soxの野球観戦。楽しみました。金木先生、西田先生と食事をし、こちらにきて初めてのロブスターを食べました。いや~、美味しかったです。野球は上原投手をみる事ができたのですが、最近調子悪くて残念でしたね。久しぶりに、いろいろと話す事ができ、懐かしく、楽しかったですね。皆さんもBostonに遊びにきてくださいね。ご案内します。


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