そうだ西知多、行こう。No.1

【派遣先】公立西知多総合病院 ICU 【文責】秋山 正慶

さて、2015年度より、新美太祐先生と私(秋山正慶)の二人で、公立西知多総合病院のICUを立ち上げることになりました。その中で我々が悪戦苦闘する様子を毎月upしていきたいと思います。

4/1に赴任してきましたが、新病院の開院が5/1なので、4/1からの一ヶ月は知多市民病院で麻酔業務になりました。これがまたなかなか忙しく、最初の一週間は今までの最多記録タイの手術件数となってしまいました。そんなわけで、普段は自家麻酔が多いところを、すべて麻酔科管理でやりきったので、自ずと我々の評価も上がってくるはず?なーんて考えていると、とある日の午前中に緊急手術の依頼がきました。内容は、上部消化管出血からの出血性ショックでGISで止血ができず、緊急で胃切除を行いたいとのこと。採血上Hb4.8g/dl K4.5mEqさらに、維持透析患者でその日は定期の透析予定日。。。うーん、いかんすねー。ICUがあれば術後管理したいのですが。なんてことを考えながら、ERで初期対応しながら、麻酔を行いました。輸血も運良くO+で院内に在庫があったのでK吸着フィルター(院内にありながら今回が初めての登場だったようです)を使いながら全身状態を持ち上げて無事に麻酔を終えました。術後にHDを施行してもらい経過順調となりました。この一件で、外科の先生からはICUのopenが待ち遠しいです!なんて嬉しいお言葉を頂戴いたしました!がんばってよかった( ´ ▽ ` )ノ

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話は変わって、新病院での医局会で院内の先生方にICUの診療体制や当直体制について説明したところ、「どんな患者が適応になるの?」という質問がきました。これまで自分がいたICUではすでにICUを取り巻く環境が完成していたためにそんな質問がくるとは思っておらず、「そうか、こんなところからスタートをするのか」と正直思いました。同時に、自分の今までいた環境に感謝しました。何もないところから築いていくことの大変さを感じた一場面でした。

スタッフの勉強会も積極的にやろうと、毎週月曜日の夕方から[ICU・CCU看護の超重要ポイント]をみんなで読み込んでいくことにして日々頑張っています。
さあ、来月はついにICUがopenします!どうなることやら!?

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