【派遣先】公立西知多総合病院 ICU 【文責】秋山 正慶
そろそろ研修医が来年度の進路を決定する時期になりました。
残念ながら西知多からは研修医が新しく仲間に加わることはありませんでした。
気がつけば村山君が4月からICUには入り、半年が経過しました。
今回は西知多で育っている現在の村山君のスペックを紹介したいと思います。
まず、気管内挿管、硬膜外麻酔、中心静脈穿刺、動脈line確保、胸腔ドレーン留置、気管切開。これらはすべて一人で安全に施行することができるようになりました。研修医の頃からICUを半年以上ローテートし、手技をほぼ独占していたため、同年代の麻酔科医と比較して手技のレベルはトップだと思います。
あとは、学会発表などを年に数回ほどやってもらっていますが、大学と比較するとやはりアカデミックな要素は少ないと思います。また、西知多にない、心臓麻酔や帝王切開などの麻酔も経験できていないことと、High risk症例や過大侵襲手術などの経験も少ないと思います。これらを大学に帰った時に補填できればいいなと思っています。また、人数が増えてから雰囲気もよく、西知多ICUは順調にここまできたと思います。看護師もずいぶん慣れてきて、自分達から血液ガスを測定しようといった動きも出てきました。とても心強い仲間となりました。
今年度もちょうど折り返しですが、これからも頑張っていきたいと思います。