海外留学体験記:栗山 直英 No.4

くりやまくんの四方山話

【留学先】ハーバード大学医学部マサチューセッツ総合病院(MGH)麻酔科

さて、今回は生きてく為に必要な食事に関して書こうかと思います。留学前に思っていたこと、「日本食材は手に入りにくいだろうから、アメリカンな食生活になるんだろうな」「高カロリー、高脂質の食事で太るんだろうな」は今のところ全く違う状況です。

ボストンに来て、もう4ヶ月も経ってしまいましたが、この間でいわゆる外食いたのはほんの数回です。(二郎系ラーメンが一番おいしかった)しかも、ボストンはシーフードが有名なのですが、、、まともなシーフードは渡米翌日に一回行ったきり。その理由はいくつかありますが、一番の理由は私の引きの悪さ(ある意味引きが強い?)。おいしい店が沢山あるみたいなのですが、私が選ぶ店はどこもハズレばかり。中華街の中華ですらおいしくない店にあたってしまいました。前もって調べれば良いのかもしれませんが、待つのも嫌だし、いちいち予約するのも煩わしいし、その時の気分で行くところを変えてしまうので、、、、予測が難しい。あと、メニューも食材は書いてあったっても、いまいち全体像がイメージしにくい。来てみてびっくりなんてこともよくあります。結構高かったロブスターの料理を頼んだのに、、予想に反してロブスター感が全く無い料理だったりとか。英語力がないのも原因ですがね。他には、価格と食事の量。こんな量は食べきれないよって量を出しといて、高い金をとる。少なくていいから安くしろよって常々思っています。逆に、余ったものは何でも持ち帰れるから、、、と言われても食べ残したものをまた食べる気にはそうそうなりませんよ。あと、チップの習慣も未だに慣れない。(日本のホテルとかのサービス料もよくわからん。サービスするのは企業努力だろって思う)(店員は基本的にクチャベっている。お店でレジの前に経っていてもしゃべるのを止めない、飲み物をのみながら仕事をしている、休憩時間かもしれないけど仕事しろよ。)

そんなこんなで、ほぼ自炊をしています。(作ってもらっています)一汁三菜を基本にむしろ純和風の質素な食生活です。幸いにもボストンは韓国系のスーパーがあって、日本食材が豊富です。殆ど不自由しません。パクリ商品も沢山あって、むしろ楽しいくらいです。食べたい物は作ってみようって感じでやっています。すり鉢買って(こんなものも買えます)白身魚をつぶして、、、色々作りましたが、たいていは失敗しています。成功例はたいやき、たこ焼きぐらいですね。LabのBBQで焼きましたが、意外にも好感触。(カスタードも作れるようになりました。)

皆さんが何気なくアップしているSNS。おいしそうです。今食べたいのは、うなぎ(有松の店)、家系ラーメン(鳴海の店)、天下○品のこってりとしたラーメン、卵かけ御飯(こっちの卵はサルモネラの危険があって生食できないようです)、おいしい天ぷら、「今」のさつま揚げ、泥鰌の天ぷらなどなど、、。考えると日本に帰りたくなってくる。アメリカのいいところ一つ忘れていました。牛肉が安いこと。とくにRibeye、最高です。1pound(450g)で$16ぐらい。(100g 300円くらい)分厚い肉で、本当においしいです。霜降りの油がムリで和牛を食べるのを諦めた私にとっては、久々に肉をがっつりと食べることができました。

日本は低価格帯で、便利なお店がいくつもある。選択肢が広いのは魅力ですね。ボストンは不思議なくらいDUNKIN DONUTSが多い。びっくりしますよ。至る所にある、が、そればっかりで選択肢が少ない。以前、うちのlabにいた先生の話では、そのうちNYに焼き鳥を食べだけに行くようになるよって言っていました。西海岸には吉牛があるみたいです。(いこっかな~~。)食事が合わなかったら、、、留学生活はもっと違うことになっていたでしょうね。ボストンでラッキーでした。

今月は西田先生が遊びにきてくれます。次は、そこにも一応触れようかと思います。では。

From 下村

私がボストンにいた頃はNYに吉牛ありましたが、閉店してしまったようですね。

不思議なもので、日本にいるときは食べなかったけど、ボストンにいるときはNYで買って、しかも冷凍保存までしてました(笑)

奥様もお食事頑張って作ってくれてるようで、ありがたいね。