そうだ西知多、行こう。No.5

【派遣先】公立西知多総合病院 ICU 【文責】秋山 正慶

夏真っ盛りとなり、西知多でも熱中症をはじめとした、夏ならではの疾患が救急外来を賑わせています。とある日、海で溺れた溺水の患者が蘇生後に運ばれてくると事前管制で第一報がきました。海で泳げるようなADLの人を助けないわけにはいかん!と勢い良くICUを飛び出して、救急外来に向かい、患者を待ち受けました、接触時、意識レベルはJCS1桁で、頭部のダメージは最小限であることを確認し、直ちに気管内挿管しました。挿管すると海水が噴水のように飛び出してきました。血液ガスはpH6.870,Lac19.4mmol/L(単位がmg/dlではないのでご注意を174.6mg/dlかな),P/F比86とかなり重症でした。まさか、ECMOか!?と思いながら、初期蘇生をしながら、右内頚静脈と右大腿静脈を空けて、1日は完全側臥位と腹臥位にしながら気管支鏡でお掃除しまくりました。翌日朝にはなんとかP/F比200台まで改善し、翌々日に無事に抜管し、元気に病棟にあがり、退院間近です!

また、劇症肝炎でICUに入室していた患者さんが退院が決まり、ICUに挨拶に来てくれました。APACHEⅡ41点と超重症例でしたが、なんとか完治しました。ICUにいた頃は、気管挿管から気管切開されたので声を聞くことはありませんでしたが、現在は気切孔も閉じ、『ありがとうございました!』と元気な声を聞かせてくれるようになりました!スタッフのみんなもやりがいを感じてくれていい感じにモチベーションが上がっています!!この調子でがんばるぞー!!

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注:患者さんの許可は得ています。