海外留学体験記:栗山 直英 No.12

くりやまくんの四方山話

【留学先】ハーバード大学医学部マサチューセッツ総合病院(MGH)麻酔科

さて、2年目がスタートしました。とは言っても、生活も変わらないし、できることも変わらない。同じ毎日が続いても面白くないので、、、この一年間Boston,アメリカ生活を思う存分楽しむことにしました。しかしながら、臨床研究がいつ入るかわからないから遠出はできないし。まあ、臨床していた時と違って、家に帰れば呼ばれることはないので、、、そうだ、ゆっくりと酒が飲める!そんなにたくさん飲んでいるわけではないですが、今回は酒について書こうかと思います。

さて、BostonにはSAMUEL ADAMSというビールがあります。これがなかなか美味しくていい。SAMUEL ADAMSはビールの名前だけではなく、独立戦争時代に活躍した歴史上の人物らしいです。レキシントン、コンコードという街を散策して、初めて知りました。(ビールに描かれている人物像をビール会社のおっさん?くらいにしか思っていなかった自分が恥ずかしい、、、。)SAMUEL ADAMSの魅力は定番ものから季節ものまで沢山の種類があること。
https://www.samueladams.com 参照

日本では味わったことがなかったIPA(India Pale Ale)は、かなり癖が強いのですが、慣れてくると美味しい。昨年飲んだ変わりものではPumpkin Aleなんてものもありました。最近飲んだ物の中ではCherry Wheatがなかなかで、Dr. Pepper好きの私としてはかなり美味しかった。期間限定でしか売っていないものも沢山あるので、昨年飲めなかったものを試してみたいと思います。他にも地ビール的なものでHARPOONとかもあるし、、、。大変だ。バラ売りしていないので6本単位で買わないといけないから、飲みきれるかな?あとは、California wine。これも安くて美味しい。今年の採血結果はちょっとLDL,T-Chol, TGが高かったけど他は問題無し。このままでは飲んでばっかりだけど、完全制覇目指してがんばろう!

ちなみに、Bostonでは店舗以外の公共の場では飲酒はできません。日本のように花見をしながら飲むことはできません。が、酔っ払いが街中にあまりいないのは、それはそれで安全かも?とも思います。Fenway Park(野球場)などは屋外ですが例外的に酒が飲めるので、、、気分良く飲めます。(つまみとなるものがピーナッツ、ホットドック、ピザくらいで選択肢が少ないのが残念です。塩味の強いプレッツェルは好きじゃないですね。)

話はだいぶ変わりますが、CMEでBostonに来ている藤田の6年生にMGHを案内しました。案内したところは、藤田の複雑な形の研究室(1号館)とは違う、benchがどこまで続くの?という感じの広い建物です。あんまり説明できなかったのですが、なにか記憶に残ってくれればいいですね。13年も前になってしまいましたが、私もCMEで沖縄県立中部病院 救急部と浜松医療センター 総合診療部を見学に行きました。たった3週間でしたが、いろいろな事を経験できたという思い出があります。あのCMEでの経験があったから、急性期疾患に対応できる総合内科医を志して初期研修の場として海南病院を選び、集中治療と西田先生、湯本先生、中村先生、原先生、新美先生たちと出会いました。帰国したら麻酔科を回る、外科系に興味あるとか言っていたし、そう思うと何年後かに彼女たちと一緒に働く日が来るかもしれませんね。

それでは。