海外留学体験記:栗山 直英 No.13

くりやまくんの四方山話

【留学先】ハーバード大学医学部マサチューセッツ総合病院(MGH)麻酔科

留学中に異文化に触れることにより、物事の考え方が変化していきます。外国人が異文化に順応してゆく過程を3つに分けた方がいます。

始めの3か月は異文化を嫌い、自国を讃美する時期。
次の3か月は色々なことに慣れ異文化を吸収しだす時期。
以降は逆に自国の嫌な面を思い出しては今のほうがいいと思うようになる。

確かに、、、3ヶ月であったかどうかは分かりませんが、私も同じ道を辿りました。ということで、今回は時間経過とともに変化した、私の身の回りの意識変化を書こうかと思います。

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まず、交通事情。
Bostonだけかもしれませんが、歩行者の交通マナーは最低です。何車線の道であろうが、信号がないところを平気で横切っていく。車はそれを待って止まる。停車したバスの前後から急に人が出てくることもあるし、、。歩行者は信号を基本無視する。車を運転していると、3車線からいきなり2→1車線に、中央のlineもはっきりしていない、道もガタガタ、道を知っていないと危ない。無理やりの車線変更、急なUターン、何度も危ない思いをしました。前がずっと渋滞していても、クラクションをガンガン鳴らしてくるし。それ鳴らして何か意味あると思ってるの?って感じですね。それに比べて、日本の道は本当に綺麗だし、交通マナーを皆が守っている。

しかしそれも数ヶ月経つと慣れていまい、、、。歩行中の信号無視は皆で渡れば怖くない状態ですし。とくにガタガタの道になれますね。(バイクだと転倒必至の大穴が開いています)何より便利なのが, no turn redの標識がない交差点での安全確認後、信号に関係なく右折ができる交通ルールとroundabout。慣れるまでは怖かったですが、、これは便利ですね。

日本の嫌な点、、、どこかな?あえて言うなら自転車のマナーですかね。こっちでは自転車に乗っている人の多くはヘルメットをかぶり、車道を走っています。歩道を走っている人は少ないですね(ゼロではないです)歩道を走っていると違反になるのかどうか分かりませんが。

さて次にペット事情。
これに関してはアメリカのペット(とくに犬)は非常に躾が出来ていて、文句の言いようがありません。飼い主の横をピタッと歩く犬。どうやったらあんなに躾ができるのだろうかと思うくらい。たくさんの種類の散歩している犬たちを見ることができるし。文句があるとしたら、ペットショップに行っても犬たちが店頭に並んでいないこと。
こっちでペットを飼うには、、、。ブリーダーで直接購入するか、保健所的な施設で犬を貰い受ける方法があるようです。(聞いた話なので、正確な情報かどうか分かりません)日本の無責任な、利益を目的としたペットショップはこちらにはないようです。
ペット事情に関しては日本の嫌なところはたくさんありますね。反感を買いそうなのであえて書きませんが。広い公園、庭を走り回っているこっちの犬たちはとても楽しそうです。犬、飼いたい。日本に帰ったら飼おう。

さて、もう5月も終わりです。Bostonは新緑の季節〜夏を迎えた感じです。日陰は涼しいのですが、直射日光はかなりきつい。陽の光に当たり慣れていないせいか、休日外出をしているとすぐに激しい頭痛が、、、。頭が入る、帽子を探さないと。それでは。