助教 古賀 恵里

Profile

役職
助教
出身校(卒年)
藤田保健衛生大学(2013年)
経歴
2013年 藤田保健衛生大学病院 初期研修医
2015年 藤田保健衛生大学医学部 麻酔・侵襲制御医学講座 入局
専門
ACLSプロバイダー、麻酔科認定医、日本周術期経食道心エコー認定医
所属学会
日本麻酔科学会、日本集中治療学会、日本呼吸療法医学会、日本区域麻酔学会
助教古賀 恵里Eri Koga
古賀 恵里

藤田麻酔科のいいところ

手術麻酔、ICU、ペイン、MET、研究といった幅広い分野において活発であることが魅力だと思います。

手術麻酔では年間11000件(全身麻酔は6000件)を超え、症例は豊富にあります。心臓麻酔や小児麻酔、産科麻酔以外にも、臓器移植、大学病院ならではの先進的な手術や、他院から紹介されたハイリスク症例の麻酔も多く経験できるところが特徴です。

当院のICUは麻酔科によるclosed systemのICUです。ICU専従医が主治医と密に連携をとりながら治療を行うことできめ細やかな全身管理が行われています。若手医師にとっては、手術麻酔を基礎としてICU管理も携わることで、周術期管理を一貫して経験できる貴重な場になると思います。METとして病棟での急変対応を行う機会も身近にあり、その経験1つ1つが身になっていると実感しています。

このように、臨床だけでなく研究や学会発表、論文作成、海外留学など、望めばチャンスは豊富にある環境です。興味のある方は、ぜひ見学にいらしてください!

なぜ麻酔科になったのか

私が集中治療や麻酔に興味を持ち始めたのは、学生の頃でした。研修でローテートした際、ICUの先生に輸液や栄養、血液浄化、体外循環などについてわかりやすく教えていただいたことで、「面白い!」と思い始めました。当時、誤嚥性肺炎でECMOが回っているような重症患者さんがICUに入室されていたのですが、その患者さんは、今や退院して社会復帰されています。それを目の当たりにしたとき、集中治療の素晴らしさを実感しました。全身管理に必要な知識や技術は、医療を行う上で欠かせない要素であり、どの科に進むとしても必要不可欠なものだと考えます。重症患者さんの全身管理、急変対応など、目の前で命の危機にさらされている人をきちんと救えるようになりたいと思い、麻酔科を選びました。手術麻酔についても、初期研修でローテートした際に興味を持ち始めました。手術中、刻々と変化する病態に対して自分が介入することで、いい方向に向かった際にはとてもやりがいを感じます。

また、麻酔科はワークライフバランスのとれた働き方がしやすいところも魅力です。オン-オフがはっきりしているので、家庭をもっても比較的全力で働くことができます。これも、麻酔科を選んだ理由のひとつです。

仕事の楽しみややりがいは?

麻酔でも集中治療でも、自分が介入したことによる結果が迅速にわかることが多いです。苦しい時期を乗り越え、病態が改善方向に向かったときには喜びを感じます。
重症な患者さんがICUを退室するとき、退院するときはとても感慨深いです。

当講座は若手医師も多く、日々助け合いながら働いています。緊急時に皆で協力して患者さんの病態を立て直す場面などでは、チームワークのよさを実感しています。

大学病院なので学生や研修医が麻酔・ICUをローテートする機会が多いのですが、麻酔や全身管理に興味を持ってもらえたり、質問を受けることは、とても嬉しいです。質問にすぐ応えられないこともありますが、その都度勉強し直して、自分の理解を深めるいい機会になると考えています。

今後の目標は?

緊急麻酔、心臓麻酔を安全に行えるようになる!
麻酔科専門医を取得する!
集中治療の知識をより深く身につけられるように、自分でももっと勉強していく!

藤田麻酔科を考えている入職希望者へのメッセージ

手術麻酔の症例は豊富で、心臓麻酔、小児麻酔も積極的に行っています。ロボット手術や膵腎同時臓器移植など、他では経験できないような手術の麻酔、ハイリスク症例も多く集まります。一般的な手術麻酔だけでなく、貴重な麻酔経験を積むこともできます。ICUも18床と症例は豊富で、毎朝のカンファレンスで治療方針がきめ細かく話し合われる結果、生存率も高いのが魅力です。スタッフの仲もよく、楽しく働いています。

まずはお気軽に見学にいらしてください!