須賀 美華

平成18年
藤田保健衛生大学病院 初期研修医
平成20年
藤田保健衛生大学医学部 大学院医学研究科 外科学 麻酔・侵襲制御医学講座

私が麻酔科を目指した理由

学生のころ、私は皮膚科医になろうと思っていました。患者さんを一目見て診断できる、snap diagnosisと、患者さんにも医師にも治療成果が分かりやすい点にとても惹かれたからです。初期研修で様々な科を経験し、今度は循環器内科と血液内科、そしてICUに惹かれました。今思うと、それらの科の共通点は「治療成果が分かりやすく、結果が出るのが早い」ということだと思います。術中の麻酔管理はもちろんのこと、ICUでの全身管理は秒の単位で動く世界です。自分の行った治療が正しかったのか、間違っていたのか、手ごたえをすぐに感じることができるのはとても魅力的でした。それが麻酔科を志し、全身管理に従事したいと思った理由です。

私の現在のキャリアについて

現在私は大学院生として研究し、研究日以外は手術麻酔をかけています。現在妊娠中なので、ICUでの当直はなくなってしまいましたが、それまではICUで当直も行っていました。

研究は下村先生のもと、基礎の先生にもご教授いただき、基礎研究を行っています。

仕事のやりがいや、仕事の中で得たこと

大学の役割は「研究・教育・臨床」の3本柱だと思います。特に基礎研究は大学にいないとできないことで、臨床をしていて疑問に思ったことを調べることができるという環境は非常に恵まれていると思います。また研究は成果が分かりやすく、結果も感覚ではなく数字や画像で分かるので、とても楽しくやりがいがあります。現在行っている研究は、実際に臨床でも使用している薬剤を使っているので、実際にその薬剤を投与されている患者さんの臨床経過とマウスや細胞での違いなども感じることができ、大学病院ならではのやりがいを感じます。

研究し、基礎の論文を読むようになって、実際に患者さんを目の前にした時も、少し見方が変わったように思います。この患者さんの免疫能はどうなっているのだろう?等、臨床より少し突っ込んで考えられるようになったのではないかと思います。

私の進む未来とは

せっかく大学にいるので、研究者としての一面を持った臨床家になりたいと思っています。医学は研究だけでも臨床だけでも救える患者さんに限りがあると思います。日本だけでなく、世界に発信できる研究ができれば、それを臨床の場に生かして多くの患者さんを救うことができると思います。

今後は研究者としての感覚を臨床に生かし、また臨床での感覚を研究に生かすことができる、そんな医学者になりたいです。

麻酔科を目指す方へ伝えたいこと

麻酔科にはいろんな働き方があります。臨床家として生きることも、研究者として生きることも、また母として家庭を支えながら働くこともできます。

私はもうすぐ子供が生まれますので、母として、また妻として家庭を支えるという仕事も出てきます。すべてを完璧にこなすことはできないと思いますが、いろんな方に支えていただきながら、臨床家として、研究者として、家庭人として、3足のわらじを履きたいと思っています。

麻酔科ならきっとそれができます。人としても、職業人としてもやりがいを感じられるのが麻酔科です。是非一緒に働きましょう。